【愛されたいのにうまくいかないのは・・】
2022.02.01
【ある種の信念】
人生のある時期において拒絶を経験した人は
「自分は愛される価値のない人間だ」と感じています。
この人の生きる世界、つまりその人の世界観には、自分は愛されない人間だ、
という解釈や信念のようなものが出来上がっているので、
いくら相手が愛あるメッセージや態度を示したとしても
簡単に直ちに削除してしまったり、そのメッセージを偽りの解釈とみなしてしまう。結局は他者からのどんなメッセージも受け取れないという状態になるため、
「自分は愛される価値のない人間だ」という考えを維持、続行していく。何も知らなければクライアントに対して「普通こういう場合は〇〇すべきでしょ」とか、
「こうあるべき」という他者の考えや言葉はほとんど無意味ということになります。セラピーやコーチングに期待できることは
以上のようなクライアントに変化を起こし、より多くの選択肢を得る機会を与えることです。
それは私たちがクライアントにアドバイスや答えを与えるのではなく
機会を与えることです。それは、クライアントが信頼関係を持てるのはクライアント自身にあり、
コーチやセラピストと良好な関係であっても自身の信頼関係とは比べものにはなりません。
答えはその人の中にあるものなのです。