【大好きな母に聞いてみたかったこと】
2021.09.05
女性の恋愛観や結婚観というのは親子関係というものが
大きく影響を及ぼしていることが多いものです。
それは自分が無自覚であっても脈々と受け継がれた価値観や信念が正体かもしれません。
オンラインセッションを受けて感想をいただきました。
50代・女性・大阪府在住
恋愛や結婚に対して感じていたことを亡くなった母親に聞いてみたい。
この方は母親に対する愛情と信頼がとても強くて生きている間に聞けなかったことを
聞いてみたい。というご依頼でした。
私は、堅物すぎて恋愛も奥手で
異性と付き合うこともうまくいきませんでした。
今回、50過ぎて、しかも亡くなった母親に相談しました。両親は共働きで、私は鍵っ子。母が大好きで、母の仕事の休みの日は学校から急いで
帰って甘えました。
忍耐強く働き者の母も、家事と仕事の両立でさすがに大変だったのか疲れ、
不機嫌で夫婦喧嘩も多く夫婦とか結婚に良いイメージが湧きにくかったけれど、
父を看病し、看取るまで連れ添ったのはきれい事だけではない夫婦愛の絆があったのだとわかった。私の母は田舎の4人兄弟の末っ子で、学校よりも幼いころから昔の丁稚奉公みたいに働きに出ていました。
結婚して西も東もわからない大阪に出て、苦労し、同じ苦労を子供にはさせたくない思いで大学までやり、
過保護に育てくれて、私は母の期待に応えようと、遊びや恋愛から目をそらし勉強や仕事に集中し、
真面目でおとなしい優等生タイプの箱入り娘風になったのではないか・・・。
今思えばほとんど私の思い込みだったとわかった。
結婚という形や学歴・お金・健康・条件・世間体など表面的なものや
制限に囚われすぎず、本当の愛があるかどうかを見極め、自分にとって幸せを感じられるかが
何よりも大事なのかもと。今回のセッションで、母の母(祖母)も加わったことで、祖母、母、私と時代の流れや世代が変わっても変わらない何かが受け継がれている。
DNA,根底に流れる絆、普遍的な愛のようなものを感じました。
長い間どうすれば母の心を癒せるのだろうかと思い続けてきたけれど、
シンクロ的にも母をも癒すことが出来たのではないかと不思議な感動を覚えました。